伝統帆船で新首都観光 ヌサンタラ ピニシ船運航へ
ブディ・カリヤ・スマディ運輸相は21日、新首都「ヌサンタラ」(群島=IKN)で、伝統木造帆船「ピニシ船」を運航させる考えを明らかにした。ブディ氏はIKNに近い東カリマンタン州バリクパパン市を訪れ、IKNにおける新しい観光の目玉にする考えを示した。
ピニシ船はスラウェシ島南部のブギス人に始まったインドネシアの伝統帆船。同省海運総局が現在、食堂付きのピニシ船2隻の就航に向けた準備を進めている。
ブディ氏によると、ピニシ船クルーズはバリクパパン湾を進んでマングローブ林やオランウータンなどの生息地をめぐり、足を伸ばしてIKNの政府コアエリアを観光するツアー計画もあるという。
航路はバリクパパンからIKN近くの港を結び、所要時間は片道3時間半を予定している。