エネ分野協力強化で一致 斎藤経産相と会談 アグス産業相
訪日したアグス・グミワン・カルタサスミタ産業相は21日、都内で斎藤健経産相と会談し、インドネシアの自動車産業やアジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)を通じたエネルギー分野での協力強化を目指すことで一致した。
産業省の発表によるとアグス産業相は会談で、国内における自動車保有率は人口1000人あたり99台となり、今後、150台への拡大に向けて日本車が果たす役割に期待を表明した。
また、産業分野での人材育成のため、日本研修が受けられる枠を拡大するよう要請。実現に向けて両氏は8月にも会談を予定する。
一方、地元メディアによると、訪日を前にアグス産業相は12、13日に中国・北京を訪問。同国の金壮竜・工業情報相と会談し、インドネシアにおける半導体産業への投資を促した。
上汽通用五菱汽車(ウーリン)や哪吒汽車(NETA)の幹部とも会談し、生産能力の拡大とインドネシアを拠点とした電気自動車(EV)の輸出を求めた。(青山桃花)