子どもにもご褒美のTHR

 インドネシアではレバラン(断食月明け大祭)が近づくと労働者たちがTHR(宗教大祭手当)をもらえる習慣がある。
 THRのおかげでレバラン中のインドネシアは経済がより回るようになるという。この機会を狙い、業者たちは商品の割引を良く行う。
 しかし、仕事をしている人だけではなく、高校生くらいまでの子どもたちもTHRみたいなものがもらえる。日本のお年玉に似ている。
 そのため、レバランが近づくと、インドネシア人は小さなお金を銀行で両替する。そして、街では可愛い封筒を売る人も増える。
 先日、私の母が友人から面白い封筒の作り方を教えてもらったと話し出した。普通の封筒と異なり、服の形をしていた=写真。
 一般的に、子ども向けのTHRは親戚や近所の大人からもらう。子どもへのTHRは大体が「1カ月間、プアサ(断食)ができて偉い!」といったご褒美みたいなものだ。
 しかし、そこには「お金が普段よりも多く持っているから、ほかの人に分け合いたい」という考えや気持ちもある。(アウリア・アナンダ)

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