機長と副操縦士が居眠り 飛行ルート外れて28分 バティック航空

 バティック航空のパイロットが乗客153人を乗せてジャカルタに向けて飛行中、約28分間にわたって居眠り。乗員乗客は無事だったが、問題を重視した運輸省は、特別調査に乗り出す。地元メディアが伝えた。
 運輸省の国家輸送安全委(KNKT)によると、バティック航空6723便は1月25日、クンダリ(東南スラウェシ州)からジャカルタに向かう途中、機長(32)と副操縦士(28)が居眠りをした。
 この間、地上との連絡は途絶え、正常な飛行ルートから大きく外れる異常事態が発生していた。
 今回の問題を受けてバティック航空は同月26日、2人を乗務停止処分としたが、同省航空総局のクリスティ・エンダ・ムルニ局長は「すべての航空会社で疲労リスク管理と夜間運航の実態の調査を行う」としている。(アウリア・アナンダ)

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