子どもも大人も歓喜の声 ビンタンビールともコラボ EJJC
東ジャワ・ジャパンクラブ(EJJC)は3日、東ジャワ州スラバヤ市のダブルツリー・バイ・ヒルトンで新年会を開催した。会場に設置された富士山などが描かれたフォトスポットが来場者を出迎えた。コロナ禍の間は開催を見送ってきたが、3年ぶりとなった昨年に続き実現した。
竹山健一駐スラバヤ日本総領事は、「昨年は日イ国交樹立65周年という節目の年で、数多くの友好親善の行事やイベントが行われた。中でも、天皇皇后両陛下のインドネシアご訪問は、両国の歴史に残る出来事だった。これに続き今年もスラバヤで新年会が開催され喜ばしい」とあいさつ。EJJCの市村弘道理事長による乾杯の音頭で新年会が始まった。
ステージでは、Yamaha East Wind Orchestraの演奏、Nada Pelangiによる伝統楽器ガムランの演奏、Bunga Mawarによる女性コーラスが披露され、参加者は音楽に合わせて踊ったり、一緒に口ずさんで楽しんだ。
今年はビンタン・ビール社とのコラボも実現。会場内に設置されたビール・バーには列ができた。工場直送のビールを片手に参加者の会話も弾み、交流部会長の中島百合子さんが昨年の新年会で「ばらばらになった交流の輪をつなぎ直そう」と呼びかけたが、会場はそれが体現されたような雰囲気となった。
新年恒例の福笑いでは、子どもたちが歓喜の声を上げ、ビュッフェコーナーでは小学2年生の石毛結菜さんが「学校の友だちと回れて楽しい」、湯本拓真さんは「ご飯も飲み物も美味しい」と嬉しそう。ダーツ大会や「ぴったり量りゲーム」なども用意され、子どもから大人までが楽しめるイベントが盛りだくさんの新年会となった。
恒例のラッキードローでは、会員企業などからの協賛が集まり、4人に1人が賞品を獲得して歓声が上がった。
EJJCの会員数は、昨年同期の354人に比べて今年は411人と増えたが、500人を超えたコロナ禍前の水準には届いていない。実行委員の石毛由梨絵さんは「新年会を通して新しい交流の輪が広がり、EJJCの活動もさらに賑わっていくことを期待したい」と述べた。