LRTがまたトラブル 車輪摩耗が想定上回り 当面は減速運転
8月末に開業した軽量高架鉄道(LRT)ジャボデベックが、車輪の摩耗が想定を超える速度で進んでいるとして、LRTを運行するKAI(インドネシア国鉄)は25日、当面、走行速度を通常の半分に抑えると発表した。
地元メディアによると、LRTジャボデベック広報マネージャーのクスワルドヨ氏は同日、「例えば時速80㌔の走行区間なら時速40㌔まで落とす。運行速度は通常の半分程度となる」と述べた。
摩耗が激しい電車は18編成で、今回の措置で電車の待ち時間はピーク時で最大30〜40分、それ以外の時間帯では最大1時間とダイヤは大きく乱れることになる。
同社では現在、電車を製造した国営車両製造会社INKA(東ジャワ州マディウン)に対し、車輪1000個を追加発注しているという。(アウリア・アナンダ)