住民と治安部隊が衝突 レンパン島 開発の土地収用を巡り

 リアウ諸島州レンパン島で11日、地域を管轄するバタム地域開発庁(BPバタム)前で住民と警官隊が衝突した。警察発表では43人が公務執行妨害などで身柄を拘束され、このうち5人が薬物反応を示した。地元メディアが伝えた。
 警察によると、この日の混乱で22人が負傷して2人が入院。警察は混乱に加わった人物の特定を進めており、逮捕者は増える可能性があるという。
 騒ぎの発端は2004年に始まった地域の開発計画にともなう土地の収用問題。華人実業家がBPバタムを通じて手がけるレンパン・エコシティ開発で、住民の移転問題が発生。立ち退きを迫るBPバタムは、移転先として1億2000万ルピア相当の住宅45戸を準備していると述べた。
 これに対して16の村落が移転を拒否。政府はすでに中国企業による同島への投資を取り付けており、残る住民に立ち退きを迫り、今月7日に治安部隊の投入で反対住民の鎮圧に踏み切った。この時点で住民は警官隊を衝突し、混乱が広がっている。(アウリア・アナンダ)

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