エンデミック移行を宣言 大統領 新型コロナウイルス
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は21日、新型コロナウイルスを「パンデミック(世界的大流行)」から「エンデミック(地域的・周期的流行)」への移行を宣言した。
ジョコウィ大統領は大統領府の公式ユーチューブチャンネルを通じたオンライン会見で、エンデミックへの移行理由について「日々の新規感染者数はゼロに近づいており、国民の抗体保有率はすでに99%に達している」と説明した。
大統領はまた、世界保健機関(WHO)が新型コロナの「緊急事態」を終了させたことに言及。その上で「きょうからエンデミックの時代に入る」と宣言した。
ただ、大統領は「引き続き注意を怠らず、健康で清潔な生活を送ってほしい」と呼びかけた。また、コロナ禍で国民経済が打撃を受ける中、「(移行宣言で)経済が動き出し、人々の生活の質が向上するよう期待する」と述べた。