救援部隊の急派続々 イ人2人の死亡確認 トルコ地震
トルコの首都アンカラにあるインドネシア大使館は8日、現地時間6日にトルコ南東部で発生した地震で、バリ州出身のインドネシア人女性とその子ども(1)が死亡したと発表した。インドネシア政府は被災地に対する救援物資の提供を発表しており、8日夕、国軍などの救援部隊が現地に向かった。地元メディアが伝えた。
同大使館によると、インドネシア国籍の母子はトルコ人の夫と共にがれきの下に埋もれているところで死亡が確認された。同大使館はまた、被災地に救助隊を急派。車両11台に分乗して避難所の同胞に毛布300枚を提供したほか、被災地からインドネシア人120人、マレーシア人2人、ミャンマー人1人を救助してアンカラに避難させた。
一方、インドネシア政府はトルコ地震の死者が1万人を超える中、緊急支援物資の提供を表明。7日時点で即席麺やカセットコンロなどがトルコの国際赤十字・赤新月社に送った。政府はまた、国家救命隊(バサルナス)に出動を要請。8日夕、バサルナス、国軍、保健省職員で構成する47人の救助チームが空軍輸送機で現地に向かった。
政府はイスラム団体「ムハマディア」にも緊急災害医療チームの派遣を要請。同チーム23人は救援物資5トンとともに10日、現地に向かう。国家緊急医療研究所医療緊急救助委員会(MER—C)も11日、医療チーム8人を現地派遣する。