韓国にMRT参画呼びかけ 運輸相 第4フェーズ建設工事
ブディ・カルヤ・スマディ運輸相は17日、ジャカルタ特別州内で運行する大量高速鉄道(MRT)の第4フェーズの建設工事について、韓国にプロジェクトへの参画を呼びかけた。地元メディアが報じた。
第4フェーズはファトマワティ(南ジャカルタ)~タマンミニ・インドネシア・インダ(TMII、東ジャカルタ)区間を結ぶ計画で、全長約12㌔となる。
バリ州ヌサドゥアで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)の運輸相会合で、ブディ氏は「我々は韓国がMRT第4フェーズの建設工事に参画することを心の底から願っている」と強調した。
運輸省のリサル・ワサル交通鉄道輸送局長も同日、韓国のMRT第4フェーズへの参画を促すコンソーシアム(企業連合)「Kコンソーシアム」の会議に出席。リサル氏は「韓国に提供されるだろう路線について最初の協議が行われた」と話した。
現在運行しているブンダランHI(中央ジャカルタ)~ルバック・ブルス・グラブ駅(南ジャカルタ)区間は日本が建設。また、ブンダランHIからコタ駅(西ジャカルタ)までの南北線第2フェーズの延伸工事も日本が担当しているが、韓国の参画が決まれば日本の牙城が崩れることになる。(長田陸)