「毎年出産しないように」 ジョコウィ大統領 発育阻害を懸念
ジョコウィ大統領は7日、訪問中の北スマトラ州メダン市で、国民に「子どもを毎年産まないように」と訴えた。大統領は「出産から次の妊娠まで3年以上開けるのが望ましい」と指摘し、母親と子どもの健康リスクが低減されるとの認識を示した。政府が発育阻害率の低下を目標に掲げるためという。地元メディアが報じた。
発育阻害は子どもが日常的に栄養を取れず慢性的な栄養不足に陥り、年齢相応の身長まで成長しない状態。2021年の発達阻害率は約24%と高く、政府は24年までに14%まで下げることを目標としている。
ジョコウィ氏は幼少期の教育も大切であると付け加えた上で、「保護者は子どもの栄養管理に注意を払うように。子どもの成長は国力向上につながる」と強調した。