最後のピアノ発表会 邦人子女に愛情注ぐ 講師のアナさん

 南ジャカルタの音楽スタジオで12日、日イのほか、華僑系や欧米圏からの国際色豊かな子どもたちによるピアノ発表会が行われた。講師は日本留学の経験があるインドネシア人の父と日本人の母を持つアナ・スダルマジさん(45)。バリ島で新たな門出をスタートさせるため、アナさん指導の発表会は今回が最後となる。バリ島でもピアノ教室を開く方法を模索している。
 アナさんはピアノ講師だった父親の影響で、自身も講師の道を志し、2008年からピアノを教え始めた。日本語で日本式のピアノ指導。これが多くの邦人に感謝され、指導が始まった。
 アナさんは「子どもが大好き。ピアノを通じて生徒たちと過ごした時間が1番楽しい時間だった。愛を注ぎながら指導することで、子どもの成長を傍で見ることができた」と笑顔を見せてくれた。
 これに対し、アナさんの教室へ3年通っている増田啓十くん(10)は「日本への一時帰国から戻り、対面指導を受けて楽しかった。もっと弾きたいという気持ちになった。もうアナ先生に教えてもらえないのは寂しい」と少し複雑そうな表情だった。

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