LGBT旗の掲揚で 英国大使を抗議 外務省

 外務省は23日、オーウェン・ジェンキンス駐インドネシア英国大使を呼び、同国大使館が17日、性的マイノリティ(LGBT)を象徴する「虹色の旗」を敷地内に掲げたことに抗議した。地元メディアが伝えた。
 外務省のトゥク・ファイザシャ報道官は、大使を呼び出した理由について、「LGBTの旗を掲げ、公開することは、英国大使館がインドネシアの文化を軽視していることを意味する」と説明した。
 その上でファイザシャ氏は、LGBTの旗を掲げた英国大使館の行為に不快感を示し、外務省として「全ての外国公館はインドネシアの宗教的、文化的規範を尊重すべきだ」と強く要請した。
 ジェンキンス大使は自身のインスタグラムで旗を掲揚した当日、「掲揚は『LGBT嫌悪に反対する国際デー(IDAHOBIT)』に合わせたもの。英国はLGBTの権利のために闘い、彼らを支援する」と述べていた。

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