元職と現職の一騎打ち 決選投票 東ティモール大統領選
東ティモールで19日、大統領選の決選投票が行われ、独立運動の指導者としてノーベル平和賞を受賞したラモス・ホルタ元大統領(72)と現職のフランシスコ・グデレス・ルオロ大統領(67)の一騎打ちとなった。大勢判明まで数日後の見通し。東ティモール独立20周年を迎える5月20日、新大統領が就任する。
ホルタ氏は第1回投票で有効投票の46・5%を獲得したが、当選に必要な過半数に届かなかった。第2回投票の後、ホルタ氏は「勝利を確信しているが、結果が何であれ私は受け入れる」と述べた。
連立与党が分裂選挙となり、ルオロ氏は現職の強みを生かせず、得票率は22・1%に止まった。決選投票では連立を組む他党の票が流れる可能性があるが、ルオロ氏はこの日、「民主主義であり、(選挙結果を問わず)威厳を持って臨む」と近く発表される選挙結果を受け入れる考えを表明した。