バイクパレードに群衆熱狂 モトGPライダーも参加 中央ジャカルタ
中央ジャカルタでバイクのエンジン音が鳴り響き、群衆は熱狂した。16日、イスタナ(大統領宮殿)~ホテルインドネシア前のロータリー区間で、マンダリカ国際サーキット(西ヌサトゥンガラ州ロンボク島)で18日に開幕するモトGP(ロードレース世界選手権)を記念したバイクパレードが実施された。
パレードにはモトGPに出場するライダー20人も参加。2013~14年モトGPのチャンピオンで、スペイン出身のマルク・マルケス選手(ホンダ所属)も参加した。
パレードのコースとなったタムリン通りなどには、写真や動画撮影を楽しむ市民が続々集結。モトGPの記念ポスターを販売する商人や、自社製品を宣伝する企業スタッフなど〝特需狙い〟もいた。
ジャカルタ警視庁交通局のサンボド・プルノモ局長は15日、午前10~11時の間にパレードを行う道路を一時封鎖すると発表。しかし、最後尾のバイクが通過後に規制は解除。一時的な交通混乱はあったが、およそ10分後に正常化した。
パレード開始のスタートフラッグはジョコウィ大統領が振った。地元メディアによると、ジョコウィ氏もパレードに参加する意欲を示していたが、大統領は「安全面の問題から、参加の許可が下りなかった」と説明している。(長田陸)