クラウド会社を買収 マイナビ アジアで事業拡大
マイナビ(本社:東京都千代田区)はこのほど、インドネシアでクラウドソーシングサイトを運営する、スリブ・デジタル・クレアティフ(本社・ジャカルタ特別州)を買収し、子会社化したと発表した。インドネシア国内で事業を本格化させる。
買収は12月10日付け。インドネシアの就業インフラの構築に取り組むとともに、スリブ社が持つマッチングプラットフォームやデジタルマーケティングの運営ノウハウ、フリーランス人材のデータベースを活用し、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域での事業拡大を図る。
スリブ社はインドネシアで「仕事を依頼したい人(発注者)」と「仕事を受けたい人(受注者)」をオンラインでマッチングするクラウドソーシングサイト(マッチングプラットフォーム)の「スリブ」、「スリブランサー」を展開している。
累計登録ワーカーは55万人、クライアント数は5万社に達し、クラウドソーシングサービスとしてインドネシア国内で大きな存在感を持つ。
同社はインドネシアについて、国内総生産(GDP)の成長率が安定し、今後も高い水準の経済発展が見込まれる有望な市場と捉えている。
また、世界的な新型コロナウイルスの流行により、個人の「ワークスタイルの多様化」が進むとみている。「雇用主は人材活用手法の柔軟性が、より一層求められていく」として、国内事業の拡大を期待している。