【WSBKマンダリカ広告特集】新たな聖地にグリーンランプ スーパーバイク世界選手権開幕 マンダリカ国際サーキット
熱いモータースポーツファンを抱えるインドネシアで、新たなレースの聖地、マンダリカ国際サーキット(西ヌサトゥンガラ州・ロンボク島)が完成。19日にスーパーバイク世界選手権(WSBK)が開幕し、〝グリーンランプ〟が点灯した。来年はバイクレースの最高峰モトGPも予定され、コロナ禍を乗り越えてモータリゼーションのけん引役として期待される。同時にロンボク島は美しいビーチが広がる観光リゾートとしても知られ、地域経済の活性にも一役買いそうだ。
ロンボク島を第2のヌサ・ドゥアに——。マンダリカの経済特区(KEK)で本格的なインフラ整備が始まったのは2015年。ユドヨノ政権時代に始まった構想だ。その中核にあるのが国際観光地としての開発とマンダリカ国際サーキットとなる。
建設コンセプトの至上命題は、国際レベルであること。東南アジア最大の自動車市場であるインドネシアは、四輪レースの頂点となるフォーミュラー1の招致も射程に入れる。
11月12日に正式オープンしたサーキットは全長4・31キロ。カーブは17カ所で右コーナーが11、左コーナー6となる。ホームストレートは800メートルで、設計上の最高速度は時速340キロを想定する。
レース関係者が注目するのは第10コーナー。美しいビーチを遠望する一方、右にカーブする急鋭角となり、レースの勝敗を左右しそうだ。座席収容能力は5万人。スタンディングエリアには約13万8千人の入場を見込む設計となっている。
◇ スーパーバイク世界選手権 1988年に始まり、モトGPを運営するドルナスポーツ(スペイン)が主催する。略称は「WSBK」。レースには市販車ベースのマシンが使われ、市販車の真価が問われるレースとなる。参戦メーカーはカワサキ、ドゥカティ、ホンダ、BMW、ヤマハ。カワサキが6年連続で優勝している。