サヌール港に桟橋建設 運輸相 大統領支持でインフラ整備
ブディ・カルヤ・スマディ運輸相は10月30日、サヌール港(バリ州デンパサール市)で進む桟橋の建設現場を視察した。政府は同港を通じ、バリ島東の離島ペニダ島とレンボンガン島へのアクセスについて、安全性と快適性の向上を期待する。運輸省が発表した。
現在、3島を移動する際はビーチから歩いて船に乗る必要がある。このため同港で桟橋が建設されれば、周辺住民や観光客が恩恵を受けることができるという。
港の完工時期について、ブディ氏は「2022年3月に完工することを願っている。コロナ禍であっても計画通り建設を進めるジョコウィ大統領の意向に従い、交通インフラ整備をしていく」と述べた。
また、サヌール港の整備に伴いサムパラン港(ペニダ島)とビアス・ムンジュル港(レンボンガン島)の建設も進めていくという。ブディ氏は、「サヌール、ペニダ島、レンボンガン島が再び観光地として注目を浴びるだろう」と期待を込めたが、環境保全に関する言及はなかった。
サヌール港の着工は20年12月。国家予算(APBN)から約3980億ルピアが投じられている。運輸省によると、工事の進ちょく率は23・5%だという。