西バンドンの駅建設中止 KCIC 建設費圧縮
ジャカルタ~バンドン(西ジャワ州)を結ぶ高速鉄道事業で、計画にあったワリニ駅(同州西バンドン県)の建設を取り止める。膨張した建設費を圧縮するためで、約142キロとなる同区間に設置されるのは計4駅となる。地元メディアが報じた。
高速鉄道を運営するインドネシア中国高速鉄道(KCIC)のドウィヤナ・スラメット・リヤディ社長が18日、明らかにした。ワリニ駅の建設中止を受け、高速鉄道の停車駅はハリム(東ジャカルタ)、カラワン(西ジャワ州)、トゥガル・ルアル(バンドン県)の4駅なる。
CNNインドネシアなどによると、高速鉄道の総事業費は約86兆ルピアと見積もられていた。しかし、相次ぐ工期延長やコロナ禍の影響などで41・9%増の約122兆ルピアに膨れ上がり、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は6日、国家予算(APBN)を投入する決断をした。(センディ・ラマ)