12歳以上も接種開始 新型コロナワクチン
保健省が12~17歳を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種を全国で承認する通達を発出した。ジャカルタ特別州では1日、アニス・バスウェダン知事が中央ジャカルタの第20国立高校を訪れ、接種開始を宣言した。地元メディアが報じた。
同州保健局によると、12~17歳対象の接種に事前登録をする必要はなく、保健所の指示に沿って所属校で接種を受けることになるという。
保健省は6月30日の通達で、新型コロナ感染者12~17歳の子どもは感染リスクが高く、政府のワクチン接種の優先対象者に属すると規定した。使用するワクチンは中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)で、最短でも28日を開けて2回の接種を受ける。
保健省によると、同月29日時点で0~18歳の累計感染者数は26万人、死者は600人を超えた。そのうち12~17歳の感染者数は10万8千人、死者は197人だった。
一方、保健省の通達は子どもへのワクチン接種は1日から有効としているが、西ジャワ州ボゴール市では6月29日、子どもや妊婦を対象とした集団ワクチン接種が行われ、ムハジル・エフェンディ人材開発・文化調整相が視察した。(三好由華)