ガルーダ便を拒否 香港、乗客感染で
香港の保健当局は23日、国営ガルーダ・インドネシア航空のジャカルタ発の便の乗客に対し、7月5日まで入国を拒否すると発表した。ジャカルタから渡航した複数の乗客で到着後に新型コロナウイルス感染が確認されたため。地元メディアが報じた。
22日に香港で少なくともインドネシア人6人の感染が確認されたほか、20日にジャカルタからガルーダ航空の便で渡航した4人が、到着直後に新型コロナ検査で陽性だった。同社のイルファン・スティアプトラ社長は23日、感染した4人の渡航者について「インドネシア国内での検査では陰性だったため、搭乗を許可した」と述べた。
香港の保健当局によると、4人は無症状だった。渡航者の輸送が禁止となり、ガルーダ航空の香港への路線は貨物の輸送のみが認められている。(三好由華)