歴史資料をデジタル公開へ 「残留日本兵歴史ギャラリー」 福祉友の会
太平洋戦争後もインドネシアにとどまり、独立戦争を戦った残留日本兵の子孫による組織「福祉友の会」は5日、元日本兵たちの軌跡を残す「インドネシア日本残留兵歴史ギャラリー」の設立プロジェクトの骨格を発表する。
これによると、南ジャカルタ・テベットにある同会事務所を改装。1階は世代間交流の窓口機能を持たせ、2階は元残留兵の歴史資料を紹介する展示フロアとなる。また最上階の3階は将来の両国親善を見据え、日系企業や個人と交流する支援拠点となる。
今後は同会が保存する手記や写真など資料のデジタル化を進め、次世代を担う3世、4世も加わって生きたコンテンツ作りに力を注ぐ。同会が創立43年を迎える2022年7月に完成、日イ国交樹立65周年となる23年の正式オープンを目指す。