SUV2車種を発売 トヨタ・ダイハツ
トヨタ自動車の現地販売合弁会社トヨタ・アストラ・モーター社(TAM)と、ダイハツ工業現地法人アストラ・ダイハツ・モーター社(ADM)は4月30日、新型コンパクトSUV(多目的スポーツ車)の2車種を発売した。
トヨタは「ライズ」、ダイハツは「Rocky(ロッキー)」=写真=を姉妹車として販売する。排気量は1000cc。ロッキーは、2021年2月にマレーシアのプロドゥア社から発売した新型「Ativa(アティバ)」に続く海外展開第2弾製品。
ダイハツによると、若年ファミリー層をメインターゲットとする。都市部を中心に2列シート車のニーズが高まる中、「小回りの利くコンパクトなサイズ感と広い室内空間の両立を実現した」としている。インドネシアで発売する商品としては予防安全装備「スマートアシスト」を初導入した。
新車種投入は、トヨタグループの新興国小型車事業の一環。ダイハツはトヨタへOEM(相手先ブランドでの生産)供給を行うとともに、約50カ国への輸出を予定している。生産はダイハツブランド、トヨタブランドともにADMのカラワン車両工場で行う。