デジタルゆえのアナログ

 日本ではほとんど現金派の私だったが、インドネシアではすっかりキャッシュレス対応になってしまった。とにかく買い物などが楽、ということで、日々キャッシュレス支払いのアプリやカード=写真=で生活している。
 先日、公共バス「トランスジャカルタ」に乗ろうとしたとき、カードにほどんどお金が入っておらず、運賃が足りなかった。車内や停留所にチャージができるシステムもなさそうだ。「一度コンビニに行ってチャージしないと駄目かな」などと迷っていたらバスは発進していた。
 とりあえず添乗員に話すと、彼は近くの女性に声をかけた。私が彼女からカードを借りて支払い、その分を彼女に現金で返すということになった。そのアナログっぷりに驚いたが、あとでインドネシアの友人に話すと珍しいことではないようだ。
 この国の人々はどの年代でも、デジタル機器に柔軟に対応していると感じることが多い。しかしそれゆえにどこか抜けていて、そこがまた良かったりする。(じゃかるた新聞=三好由華)
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