自転車専用レーン 「2030年までに578キロ」 アニス州知事
ジャカルタ特別州のアニス・バスウェダン知事は27日、SNSの投稿で、年内に全長101・2キロの自転車専用道を設置する考えを示した。現在はタムリン・スディルマン通りに全長11・2キロの専用道設置を進めており、26日からは朝夕2時間の試験利用を始めた。
専用道11・2キロは3月までの完成を目指す。安全保護のため、車道との仕切りにプランターボックスが設置された。アニス知事は投稿で「年内に計34・1キロの仕切りが設置された自転車レーンと、計67・1キロの仕切りのない部分を合わせたレーンの建設を計画している」と述べた。また「2030年までには、ジャカルタに合計578・8キロの自転車道を建設する」という。
アニス知事は長期の自転車レーン建設計画について27日、地元有力紙コンパスに対し、「米サンフランシスコなど他国で評価されている都市計画にならい、自動車利用者を自転車と公共交通機関の利用者にシフトさせたい」と話した。タムリン・スディルマン通りに沿って自転車道を設置することで、大量高速鉄道(MRT)や公共バス「トランスジャカルタ」などの交通機関へのアクセスを容易にする考えだ。(三好由華、写真も)