フェイスシールドを寄贈 北九州市 スラバヤ市に
在スラバヤ日本総領事館は19日、新型コロナウイルス感染拡大対策として北九州市から送られたフェイスシールド計1200個を、同市に代わり東ジャワ州スラバヤ市政府に寄贈した。
スラバヤ市庁舎中央前で寄贈式が行われ、訪れた総領事館の谷昌紀総領事が同市のトリ・リスマ・ハリニ(通称リスマ)・スラバヤ市長に贈った。
寄贈は、北九州市と環境姉妹都市提携を結ぶスラバヤ市が、新型コロナの感染拡大で入手が困難となっている保健・医療機関従事者のための保護具の調達の協力依頼をしたことによる。
北九州市が贈ったフェイスシールド計1200個のうち200個は、北九州工業高等専門学校の学生が3Dプリンタと市販のクリアファイルを使って製作した力作だ。
谷総領事は寄贈式で、日本からインドネシアに対し500億円の財政支援円借款と総額44億円以上の医療物資・機材の支援があることを紹介した。リスマ市長からはフェイスシールド寄贈について感謝の意が述べられた。寄贈式では、三菱自動車現地法人の販売代理店、ムルニ・ベルリアン・モーターズからの支援品も寄贈された。