友好向上に貢献 外務大臣表彰 5人と1団体
日本外務省は1日、日本とインドネシアの友好関係を特に向上させた個人や団体を対象とする、外務大臣表彰の受賞者を発表した。個人5人と団体1組が受賞した。
「日本とインドネシアとの相互理解の促進」部門では、▽イスラム団体ナフダトゥール・ウラマ(NU)副事務局長のイマム・ピトゥドゥ氏▽スラバヤ工科大学教授のアグス・ザイナル・ アリフィン氏▽ビナ・アンタルブダヤ財団が受賞した。
イマム氏は、2017年から「NU青年の日本への招へい事業」で、日本人とイスラム教徒間の交流の場を広げたことが評価された。
アグス氏は広島大学で留学経歴を持ち、イスラム団体「NU日本特別支部」を立ち上げた。ビナ・アンタルブダヤ財団は、90年代から日本を目指すインドネシア人留学生の選考や送り出しに貢献した。
「芸術を通じた日本とインドネシアとの文化交流の促進」部門は▽ロイヤルキラーナスパ・マーケティングマネージャーの樋田恵子氏▽ウブド・アグン・ライ・ファイン・アート美術館総支配人のアナック・アグン・グデ・ライウブド・アグン・ライ氏▽ネカ美術館館長のパンデ・ワヤン・ステジャ・ネカ氏が受賞した。
アグン・ライ氏は、日本でインドネシアの作品展示を積極的に行ってきたことが評価された。
ネカ氏の美術館は日本人画家の作品も扱い、日本芸術の発展にも貢献したと評価された。
唯一の日本人受賞者となった樋田恵子氏は、日本でバリの伝統舞踊の発表するなど主にバリと日本の文化理解を深め、受賞が決まった。