物流業界 プリオク開発に反対 新港整備を受け
インドネシア輸送学会(MTI)はこのほど、北ジャカルタのタンジュンプリオク港の取り扱い能力増加を目指して政府が進めているニュープリオク・コンテナ・ターミナル(NPCT)開発事業について、取りやめるべきという声明を出した。地元メディアが報じた。
インドネシアロジスティクス協会(ALI)も同様の考えを示している。
西ジャワ州で日本の円借款でパティンバン港が建設されていることを踏まえ、「近接して2つの港があると流通機能が分離し、機能しなくなる。船主のコストを増加させる」と提言している。
政府はこれまで、両港の整備の必要性を主張してきた。輸出入貨物がタンジュンプリオク港に集中し、手続き遅滞や周辺の交通渋滞などの問題が起きていることから、新港整備の必要性があるとしている。
経済成長に伴って、タンジュンプリオクの能力増強も必要という立場をとっている。