スキマスイッチの「奏」 インドネシア版を制作 加藤ひろあきさん
歌手の加藤ひろあきさんが日本の人気デュオ「スキマスイッチ」の楽曲「奏」のインドネシア語版を制作し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開した。スキマスイッチは今年、ジャカルタ特別州での公演を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期に。コラボレーションを通して楽曲をインドネシアに届けた。
動画は今年3月を予定していたスキマスイッチの公演に合わせて公開される予定だった。だが新型コロナの感染拡大で9月に延期され、さらにこのほど再延期が決まった。加藤さんは「がっかりしているファンも多いだろう。この曲を聴いて待っていてくれれば」と、先行した形での公開を決めた。
日本語の歌詞をインドネシア語に訳し、加藤さんと妻のアリーナ・エフィバニアさんが歌う。ただ「さよなら」という歌詞は日本語のままだ。メロディーと合っていることと、国内では童謡を通して「さよなら」という言葉が伝わっていることから「最後まで悩んだが、あえて残した」のだ。
スキマスイッチは2018年の「第10回ジャカルタ日本祭り(JJM)」で併催された音楽フェスティバルに出演。加藤さんはこの場で司会を務めた。
またスキマスイッチのユーチューブチャンネルでは2月、来イに向けて「全力少年」など6曲を、加藤さんらが作成したインドネシア語の字幕を付けて公開していた。 (大野航太郎)