犠牲祭のガイドライン発表 宗教省
宗教省は30日、7月31日のイスラム教の宗教行事、犠牲祭(イドゥル・アドハ)の実施に際する、新型コロナウイルスの感染防止対策に関するガイドラインを発表した。
犠牲祭当日の合同礼拝や、いけにえの牛やヤギといった動物の解体作業は、宗教省職員が監督し、自治体の了承を得たうえで、検温や手指の洗浄、身体的距離の確保などを適用し、例年通り実施することを求めた。
犠牲祭はイスラム教徒にとって重要な宗教行事のひとつで、預言者イブラヒムが息子をいけにえに捧げようとしたコーランの逸話にちなむ。
モスクで集団礼拝を行った後、牛やヤギを解体し、住民に肉を分け与える。(高地伸幸、写真も)