検問所付近に渋滞も 写真特集 帰省禁止初日

 政府によるラマダン(断食月)およびレバラン(断食月明け大祭)期間中の帰省禁止措置が24日、開始された。ジャボデタベック(首都圏)周辺では、警視庁や交通当局が検問所(ポスパム)を19カ所設置。一部の検問所付近では渋滞が発生した。西ジャワ州カラワン県のチカンペック高速道路で交通規制の実状を取材した。

 運輸省が発令した大臣令によると、「大規模社会的制限(PSBB)」が実施されている地域や、感染者の確認された地域(=レッドゾーン)を出入りする公共交通機関や、自家用車などが対象となる。貨物輸送のほか、PSBB期間中の操業が許可されている企業への通勤などは対象外となる。
 検問所は高速道路の西チカラン料金所(西ジャワ州チカラン)、チマンギス料金所(西ジャワ州デポック市)、ビトゥン料金所(バンテン州タンゲラン市)の出口3カ所のほか、一般道では西ジャワ州タンゲラン市や、南タンゲラン市、ブカシ県、デポック市など16カ所、計19カ所に設置された。
 また、乗用車専用のチカンペック高速道路の高架部分(西ジャワ州チクニル~西カラワン間、36・4キロ)は封鎖され、通行が禁止されている。
 西ジャワ州の西カラワン料金所付近では、地元警察や交通当局が首都圏方面へ向かう車両に対し、車内でのソーシャル・ディスタンシングやマスク着用などを呼び掛けていた。交通整理を担当していた警察官は、「未だに車内で隣り合わせで座る人や、マスク未着用の人がいる」と困り果てた様子だった。
 地元メディアによると、西チカラン料金所とビトゥン料金所では、同日午後6時までに車両1689台がUターンを命じられた。7日までは違反車両をUターンさせるに留めるが、8日以降は衛生隔離法に則り、罰金などが科せられるという。(高地伸幸、長谷川周人、写真も)

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