日本文化を一緒に体験 BJS 現地校との交流会
西ジャワ州のバンドン日本人学校(BJS)は16日、市内にあるスティアブディ校の児童たちを招き、交流会を開いた。スティアブディ校から20人、BJSから18人の児童・生徒が参加し、茶道や習字、折り紙などを一緒に体験しながら、交流を深めた。
児童・生徒たちはそれぞれペアを組んで活動。茶道体験では、BJSの子どもたちの動きを見ながら慣れない所作をまねするスティアブディ校児童の姿や、和三盆や金平糖の茶菓子を食べ、茶を飲み干すと「エナック(おいしい)」と笑顔で話す姿などがあった。
習字体験では、スティアブディ校の子どもたちの名前をカタカナで書いた。初めて書く自分の名前と筆の使い方に悪戦苦闘しながらも何度も挑戦していた。また、福笑いでは「右! 右!」「キリ! キリ!(左)」と両国の言語が交じりながらグループで協力して活動した。
BJSの子どもたちはこの日のために、ペアとなるスティアブディ校の児童に手紙を書いて送ったり、インドネシア語のあいさつや自己紹介の練習を継続的に行ってきた。
BJSの中村光希さん(9)は「友だちができた時は、本当にうれしくて相手にバグースって言ってあげることができた」、清水さらむさん(12)は「1回教えただけなのにあっという間に覚えて驚いた。好きなゲームの話をした。とても楽しかった」、小林佳永さん(13)は「自分はあまりインドネシア語がしゃべれないが、折り紙や習字の時に真剣に話を聞いてくれてうれしかった。今度会う時までには、インドネシア語がしゃべれるようになりたい」と話した。(上村夏美)