アナック・クラカタウ山 噴火警戒レベル引き上げ 危険区域5キロ圏内に
火山地質災害対策局(PVMBG)は27日午前6時、スンダ海峡に位置するアナック・クラカタウ山(標高338メートル)の噴火警戒レベルを、下から2番目の「ワスパダ(注意)」から3番目の「シアガ(警戒)」に引き上げた。火山弾や火砕流の恐れがあるとして、立ち入り禁止区域を、火口から2キロ圏内から5キロ圏内へと拡大した。
同山は22日に噴火した際に山体が崩壊し、津波を引き起こしたとみられている。その後も噴火活動が続いている。
気象庁(BMKG)は、再び噴火活動に伴う津波が起きる可能性があるとして、海岸から500メートル〜1キロの範囲に近づかないよう呼びかけている。