「殺人者マルリナ」に栄冠 インドネシア映画祭  10部門で最優秀賞

 国内で最も歴史と権威があるインドネシア映画祭(FFI)が9日、中央ジャカルタの文化施設タマン・イスマイル・マルズキ(TIM)で開かれ、気鋭の女性監督、モウリー・スルヤさんの2017年作品「マルリナ・シ・プンブヌ・ダラム・ウンパット・ババック」(邦題・殺人者マルリナ)が22部門中、作品賞を含む10部門で最優秀賞を獲得した。地元メディアが報じた。 

 「殺人者マルリナ」は国内で撮影されながら西部劇のような情景と音楽で展開するのが特徴。虐げられた女性の活躍を描く。FFIで最優秀賞を受けたのは作品賞のほか、監督賞、主演女優賞、撮影監督賞、脚本賞、美術監督賞、音楽監督賞など。
 この作品は17年11月に日本で行われた、アジアを中心に独創性の強い作品を集めた映画祭、第18回東京フィルメックスで最優秀作品賞を受賞している。モウリーさんは東京都などが主催する人材育成プログラム「タレンツ・トーキョー」の修了生でもある。
 モウリーさんは最優秀監督賞を受賞した際、「映画監督を夢見る女の子は自信を持ってほしい。珍しいのは確かだが、不可能ではない」と語った。(大野航太郎)

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