「早く走れるように」 HJS 尾崎さんが指導
ジャカルタ「絆」駅伝にゲストランナーとして参加したロンドン五輪女子マラソン日本代表の尾崎好美さん(37)=第一生命=が21日、西ジャワ州ブカシ県の日本人学校「ヒカリ・ジャパニーズスクール(HJS)」でランニング教室を開いた。年少園児から小学部4年生までの26人が参加、早く走るこつを教わった。
園児、児童らは、そろいの白と赤の鉢巻き姿。29日には運動会を控えており、熱心に指導を受けた。
尾崎さんは早く走るこつとして、腕をしっかりと振る▽体を少し斜め前に倒す▽上下に体をあまり揺らさず、頭の高さを平行に保つ——という三つを指導。
チューブを使って前傾姿勢の取り方を練習したり、おなかにのせた新聞紙を落とさないように走ったりした。最後には、フルマラソンのスピードで走る尾崎さんと競争した。
尾崎さんが手本となる走りを披露すると、園児、児童らは「はやーい!」「(頭の動きが)全然変わってなかった!」などと興奮した様子だった。小学2年の岩崎聖愛さん(7)は「あのお姉さんみたいに走れるようになりたい。運動会で、もっと早く走れそう」と笑顔で感想を述べた。
尾崎さんは「どの子も(新聞紙をあまり落とすことなく)上手に走れていたのでびっくりした。とても反応が良かった」と話した。(上村夏美、写真も)