合同コンサートに350人 合唱・吹奏3団体 迫力の演奏届ける
ジャカルタ混声合唱団サザンクロス、男声合唱団のジャカルタ・メールクワイヤー、ジャカルタ・ジャパン吹奏楽団(OTJJ)の3団体は3日、南ジャカルタのウスマル・イスマイル・ホールで第6回ジョイントコンサートを開いた。26曲を2時間半にわたり披露、集まった観客約350人と共に音楽を楽しんだ。
コンサートは、メールクワイヤーの「北の国から」で始まり、さらに3曲を披露。続けてサザンクロスがミュージカル「レ・ミゼラブル」より「民衆の歌」など5曲を41人の迫力ある合唱で届けた。
ホルンアンサンブル、木管五重奏、マリンバ演奏、ピアノ連弾では、「サウンドオブミュージックメドレー」や「ハンガリー舞曲第5番」などの名曲で会場を盛り上げた。
男声カルテットがカエルの合唱をモチーフにした楽曲「筑波山麓合唱団」をカエルにふんして歌うと、子どもたちは大はしゃぎ。会場には笑い声が響いた。
ことしは、これまでゲスト出演していたOTJJが加わり、ディズニーやとなりのトトロなどの楽曲を披露した。
最後に「インドネシア・プサカ」、「大地讃頌(さんしょう)」を3団体合同で、「ふるさと」を来場者と一緒に合唱・合奏し、会場は一体感に包まれた。
OTJJの水木太喜さんは「合唱と吹奏は相性がいい。いつもと違う音が入ってくるので新鮮」と語った。来場者からも、「久しぶりにクラシックを聞いてとても楽しかった」など、喜びの声が上がった。(坂田優菜、写真も)