ジャパン・ウィーク開幕 伝統から現代芸能まで 初日は折り紙・三味線・琴 プラザスナヤンで連日

 23日に開幕したジャカルタ日本祭り(JJM)内のイベントとして「ジャパン・ウィーク」が25日、中央ジャカルタのショッピング・モール「プラザ・スナヤン」の1階アトリウムで始まった。ステージやブース、展示を通じて29日まで連日、日本の伝統文化やポップカルチャー、観光地などを紹介する催しが開かれる。(関口潤、上松亮介)

 初日の23日は、ステージ上では折り紙のワークショップと津軽三味線、琴の演奏がそれぞれ行われた。
 日本の伝統芸能を国内外に伝えるために第一線の女性奏者で結成した21世紀伝統和楽団の中村仁美さんが、津軽三味線の演奏を披露。日本独特のリズムとしてもみ手を紹介し、手拍子を取ってもらうなどして盛り上げ、最後は東日本大震災の支援への感謝の意を込めて、福を呼ぶとの意味があるという民謡「南部俵積み唄」を演奏した。
 24日には西ジャワ州バンドンのパジャジャラン大、25日にはジャカルタのビナ・ヌサンタラ大で、日本語学科の学生などを対象に公演した中村さん。「皆、積極的に乗り出してくれて、とても楽しく演奏できた」と振り返った。
 ジャカルタ琴クラブは高柳光子さん(25)が3年前から、邦人主婦らに指導を始めたことをきっかけに結成された団体。モールなどで開かれる日本関連のイベントで演奏を披露してきた。この日は「さくらさくら」など5曲を演奏。大きな楽器を使って奏でられる繊細な響きに関心が集まった。
 「折り紙ワークショップ」では折り紙暦約18年の国際交流基金職員、アルムナリ・ヌグロホさん(41)が2回計2時間にわたり、集まった15歳以上のインドネシア人約50人に折り方を教えた。
 参加者は入れ物や鳥など計3種の折り紙を完成。友人と参加した会社員のティカさん(25)は「折り紙は、おしゃれな部屋の置物になる」と笑顔。手先の細かな動作に苦戦した主婦のビアさん(31)は「アクセサリー入れなど実用化もできる」と話した。
 ステージやブースでは日替わりでイベントを開催。26日はステージでアイドルグループJKT48の写真展やトークショーが開かれ、ブースでは押し花や着物体験コーナーなどが設置される。日程の詳細はJJMのウェブサイト(http://www.id.emb-japan.go.jp/matsuri/jakjapan2012_jp.html)で。

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