お祝いムード高まる 17日の独立記念日向け 各地でイベントや準備
17日に迎える72回目の独立記念日を前に、インドネシア各地で赤と白の国旗メラプティが飾られ始めた。関連イベントや記念日当日の準備などが実施され、あちこちでお祝いムードが高まっている。
独立記念日が近づくと毎年、観光地や自治体、軍、警察、政府関係者、企業などが開催するイベント、展示会、下町での運動会など、全国各地でさまざまな関連行事が行われる。
ビルやモールなどにも国旗メラプティが飾られ、下町では国旗のほか、ビニール袋に空気を入れた色とりどりの風船なども飾られている。国旗や国鳥ガルーダをモチーフにしたバティック(ろうけつ染め)の生産量も増加。また、独立記念日に向けイスタナ(大統領宮殿)などでの大掃除も進められている。
各地で実施されるイベントもさまざま。東ジャワ州バニュワンギ県のワトゥ・ドドル海岸で12日に開かれた72周年を祝うイベントでは、漁船のパレードのほか、地元の学生数百人が国旗を持って海岸沿いを歩いた。
一方、西ジャワ州マジャレンカ県ジャティワンギ郡ロジ村では11日、ボディービルの大会が実施された。同県は瓦の生産が盛んで、瓦づくりで鍛えられた男性70人が、県内にある45の工場から参加し、肉体美を競った。
バリ州デンパサールでは12日夜、国家5原則パンチャシラとガルーダの国章を象った氷の彫刻がお披露目された。同地では「サヌール・ビレッジ・フェスティバル」が開かれており、独立記念日を祝うため芸術家らが作成したという。
ジャカルタ特別州内では17日、モナス(独立記念塔)広場からイスタナまでのパレードや、イスタナで式典などが開かれるため、練習や準備が進められている。(毛利春香)