四輪バジャイ登場 州運輸局 17台の試験運行開始
ジャカルタ特別州運輸局はこのほど、四輪の新型バジャイ(小型タクシー)約17台の試験運行を始めた。試験期間は3カ月。今後、旧型三輪バジャイ「ベモ」からの乗り換えを見込む。ドゥティックコムなどが報じた。
新型バジャイは、インドの自動車メーカー・バジャイ・オート社製の四輪ガソリン車「キュート」。運転手を含む4人乗りで、今後エアコンを設置する予定。
同州運輸局のアンドリ・ヤンシャ局長は大衆紙ワルタコタの取材に対し、「同車は選択肢の一つ。ベモの所有者は買い換えの際に、四輪もしくは三輪のバジャイを選ぶことができる」と話した。また「現在、州内には約1万1千台のバジャイがある。千〜3千台が四輪になるのでは」と見込んだ。
陸上運輸組合(オルガンダ)は現在、IT企業と共にバジャイ用オンライン決済システムなどの開発を行っており、将来的にはキャッシュレスで乗れるようになるという。
政府は2016年、ガソリンで走るバジャイを老朽化を理由に廃止した。現在運行されている青い車体のバジャイは圧縮天然ガス(CNG)を燃料に使っている。
オルガンダの担当者は「バジャイはバイクタクシーよりも安く、(乗り合いバスの)アンコットが通らないエリアにも行ける」と説明し、将来的には全国規模で四輪バジャイの導入を進める意向を示した。(坂田優菜)