友情・全力、成長見せた 大きな力を発揮 BJS運動会

 バンドン日本人学校(BJS)は15日、第34回運動会を開いた。ことしのテーマは、少ない生徒数でも全力で取り組めば大きな力になるという思いを込めた「友情POWER! 全力POWER!」。競技では幼稚園と小・中学部の24人が紅白に分かれ競ったが、組体操やソーラン節、応援合戦などでは力を合わせて練習の成果を披露した。

 組体操では小・中学部の子どもたちが力を合わせ、技を披露。ピラミッドも見事に完成させた。ソーラン節では校長自らはだしになり、曲に合わせて太鼓を演奏。バティックで作ったおそろいのはっぴを着た子どもたちも「どっこいしょ! どっこいしょ!」の掛け声と共に、力いっぱい踊った。
 櫻田弘道校長は「友情というと同級生といった横の糸がつなぎ合わさるイメージだが、生徒数の少ないBJSでは縦やななめの糸がつなぎ合わさった友情があり、大きな力が発揮できた。子どもたちの成長を感じられる運動会だった」と笑顔で話した。
 紅白に分かれて競った競技では、幼稚園と小・中学部の子どもたちがバトンをつなぐ全校リレーで接戦となり、盛り上がった。綱引きや玉入れ、障害物競走など親子で参加する競技では、大人も子どもと一緒に楽しんで参加し、大人同士の戦いでも真剣な表情を見せた。結果は490点対440点で白組が勝利した。
 赤組の応援団長を務めた中学部1年の川本一京太さん(12)は「得点では勝てなかったけど、競技以外の組体操やソーラン節などで、良かったところがあったと思う。でも結局は負けてしまったから、来年は必ず勝ちたい」と話した。
 白組の応援団長を務めた中学部1年の青木・瑛杜アリフさん(12)は「練習中に一度も勝ったことがなかったリレーで、奇跡が起きて勝つことができて興奮でいっぱい。組体操では力を合わせてピラミッドを完成させることができてうれしかった」と話した。
 運動会には、在インドネシア日本大使館の鈴木陽介領事やバンドン日本人会(BJC)の笹田尚紀会長も参加した。(毛利春香、写真も)

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