当選者へ自動車引き渡し セニアを出荷状態に復元 ダイハツ 

 アストラ・ダイハツ・モーターは6月28日、同社の人気モデル、セニアのリコンディショニング(工場出荷状態への復元)プログラム当選者4人への引き渡し式を北ジャカルタ・スンテルの同社工場で開催した。
 同プログラムは、2014年のセニア発売10周年を記念し、セニア愛用者への感謝を表す企画として募集したもの。予想を超える反響と強い要望があり、毎年継続開催されることとなった。今年で3回目を迎える。
 本プログラムは、個人の新車購入者で、ダイハツ正規代理店で定期的にメンテナンスを受けていること、走行距離が長いことが応募の条件となる。当選者のセニアは、ダイハツの技術者によって、エンジン、車体、内外装、塗装からアクセサリーにいたるまで、修理、交換され工場出荷時の新品のように復元される。費用はかからない。
 14年は、1438人の応募があり9人が選出、昨年は2011人から8人、そして、ことしは、3524人の応募の中から12人が選ばれた。当日は、2月から3月の第1期応募の当選者の中から、ジャボデタベック(首都圏)エリア居住の4人に引き渡しが行われた。その他の地域の当選者にも、レバラン(断食月明け大祭)後、随時、引き渡しが行われる。
 毎年レバランの時に、中部ジャワのプルウォルジョに帰省するボゴール在住のガトット・ダルミントさんは、新車のようになった愛車と対面し、うれしさのあまり感極まって涙を流した。07年購入で、39万4321キロと最も走行距離の長かったチビノン在住のマルクス・フィリモン・サイランさんは「毎日110キロの距離を走っていた。見違えるように新しくなって、私も、私の家族も、うれしさで一杯です」と喜びを表した。
 アストラ・ダイハツ・モーターのテクニカルサービス部大森正部長は「日本では一般的な車の寿命は、12〜13年程度。インドネシアでは、50年を超えるミゼットがいまだに現役で走っている場所もある。セニアは10年を超えたばかりだが、20年になっても、使ってくれる人がいる以上は、快適に乗れるように、補給部品をそろえ、サービス体制を整えて対応していきたい」と語った。(太田勉、写真も)

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