祭りに先駆け日イで汗 親善スポーツ大会開幕
ジャカルタ日本祭り(JJM)の一環として行われる親善スポーツ大会が6日、祭りの開会に先駆けてジャカルタ首都圏各地で開幕した。ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)運動部の各部とインドネシアから400人以上が5種目で汗を流した。スポーツ大会は9日と12日に計7種目が行われる。
■剣道 混合チームで団体戦
剣道部はバンテン州南タンゲランのジャカルタ日本人学校(JJS)中学部体育館で親善試合を開催した。インドネシア人40人のほか、台湾から1人、シンガポールから5人が加わり、約100人が参加した。男子と女子、子どもの部の個人戦と男女国籍ばらばらの混合チームでの団体戦を実施。
剣道部の南浩一郎会長は「みんなで仲良く楽しく剣道ができました」と表彰式を締めくくった。(中島昭浩、写真も)
■空手道 総勢100人が演舞など
空手道部はJJS小学部体育館で、西ジャカルタとボゴールから選手60人を招き、合同練習を開催した。日本人選手は35人が参加。日イの指導者を含めた総勢100人が突きや蹴り、型の演舞練習などでともに汗を流した。
空手道部の市原和雄部長は「指導に言葉は関係ない。空手を通じて武道という日本の文化を伝えられたら」と語った。(同)
■柔道 幼児から国代表まで
柔道部は北ジャカルタ・クラパガディン柔道場で、地元の複数の道場と合同稽古(げいこ)を行った。10代を中心に、幼児からインドネシア代表の選手まで約170人が参加。今年は小学生、中学生、選手の三つにグループを分けて乱取りを行った。
柔道部の安齋俊哉師範は「今年は多くの先生方に恵まれた。子どもたちも励みになるだろう」と話した。(市田博嗣、写真も)
■ソフトボール 惜敗もいい汗
ソフトボール部はスナヤンのソフトボール場で、ジャカルタ選抜チームと対戦。選手ら約40人が交流した。JJC側はソフトボールリーグ1部から12人、2部から5人、3部から3人を集めたチームで挑んだが8―9で敗れた。
赤井繁喜監督は「日イの親善試合で一緒に汗を流すことができた」と話した。(山本康行、写真も)
■リトルリーグ 地元チームと交流
リトルリーグ部はスナヤンのソフトボール場で、幼稚園から小学2年までの「Tボール」、3、4年の「マイナー」、5、6年の「メジャー」、中学1、2年の「ジュニア」の各カテゴリーに分かれて、総勢72人の子どもたちがジャカルタの地元チームと親善試合、交流を深めた。
Tボールは24―18で、マイナーは5―2で、メジャーは14―3で、それぞれ勝利をおさめた。ジュニアは2―15で勝利を逃した。(同)