ネット利用者 8810万人に 事業者協会の14年調査 普及率は34.9%

 インターネット・サービス業者協会(APJII)はこのほど、国内のインターネット普及状況を調査した結果、2014年のネット利用者数は8810万人で、普及率は34・9%だったと発表した。普及率は13年の28・6%(7120万人)から6・3%伸びた。                               

■スラウェシ島が最高
 通信情報省は先月、日刊紙コンパスに対し14年のネット利用者が1億1100万人に上り、15年に1億2500万人を突破すると予測していた。今回の調査で、予測と実態の隔たりが明らかになった。
 地域別の普及率はスラウェシ島が39%で最も高く、ジャワ島が35%、カリマンタン島が28%で最も低かった。州別ではジャカルタ特別州(56%)が最高、西パプア州(20%)が最低だった。普及が進むジャワ島内でもバンテン州では28%にとどまるなど、州や地域ごとに格差がある。
 使用目的はフェイスブックなどのソーシャルメディアの利用が87・4%と最も多く、検索(68・7%)やメール(25・4%)を上回った。ただ、カリマンタン島ではメールが58・7%と突出して多かった。ネット利用の目的にメールを挙げる回答は東部(31%)で多く、西部(24%)で少ない傾向があった。
 よく利用する端末(複数回答可)はスマートフォンなどの携帯が85%、ノートパソコンが32%、デスクトップパソコンが14%、タブレットが13%だった。携帯端末からのネット利用が多い傾向に大きな地域差はなかった。
 84%が1日に1回以上ネットを利用すると答え、1日の利用時間では1〜3時間が37・7%で最多。9時間以上利用するとの回答も6・1%あった。
 年齢層は18〜25歳が利用者全体の49%と最も多く、26〜35歳(33・8%)から年齢が上がるにつれて割合も低くなった。46〜55歳で2・4%、56〜65歳で0・2%にとどまった。学歴は高卒が64・7%が最多だった。APJIIは昨年、インドネシア大学のコミュニケーション研究所(プスカコム)と共同で調査した。(田村隼哉)

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