イが4期連続1位 米ニールセン調査 世界60カ国 消費者動向
米調査会社ニールセンが実施した世界60カ国・地域の消費者動向を数値化する「世界消費者信頼感調査」の2013年第4四半期調査で、インドネシアは前期比4ポイント増の124ポイントを記録、4期連続1位となった。
ニールセン・インドネシアのチャタリン・エディ・マネージング・ディレクターは「昨年第3四半期にはガソリン価格の上昇や高インフレ率で減少したが、第4四半期は翌年の選挙需要を見越して、指数が上昇した」と指摘した。
また、「自国での景気が減速している」と回答した人について、2008年第1四半期と比較した場合、インドネシアは77%から60%へ17ポイント減少。減少幅の大きさはエストニア、ラトビア、トルコ、チリに次ぐ5位となり、景気動向を前向きに捉える回答者が増えていることがうかがえた。
26カ国・地域で指数が上昇、32カ国・地域で減少、2カ国が変わらなかった。世界平均は前期と変わらず94ポイント、日本は同6ポイント増の80ポイントで32位だった。
調査は世界60カ国3万人以上の消費者を対象に、信頼感レベルや経済展望について昨年11月11〜29日に、インターネットで聞き取りを実施。指数は0から200までの数値で算出し、100が現状維持、100を超えた場合は上向き、下回った場合は下向きとなる。調査対象者と各国・地域の性別や年齢層の比率を合わせているが、インターネット利用者のみが対象となるため、必ずしも各国の国民全体の意識を反映しているわけではない。インドネシアのネット利用者は22%。