悪天候で10%減に 国内原油生産
石油ガス上流事業監督機関SKKミガスのウィジョナルコ長官代行は27日、最近の悪天候が原因で国内の原油生産が約10%減少していると明らかにした。地元メディアが報じた。これまで日産82万5千〜83万バレルだったのが、74万5千バレルまで減少。東ジャワ州スラバヤ沖の西マドゥラ鉱区や中部ジャワ州のチェプ鉱区で悪天候により機器が故障し、日産2万バレル以上の生産減になっているという。
今年の国家予算では、日産87万バレルと設定した。
近年、インドネシアでは、従来の油井の枯渇や新規開発が進まないことなどで、年々、生産量が減少。補助金付き石油燃料の消費量拡大が国家財政を圧迫しており、生産量の引き上げや精製施設の新設、増強が長年の課題になっている。