ジャカルタが世界一に オフィス賃料の上昇率 2013年から3年間で 米系コンサルが見通し
米系不動産コンサルティングのクッシュマン・アンド・ウェイクフィールドはこのほど、世界主要都市のオフィス賃料の調査予測を発表、2013〜15年の3年間でジャカルタが世界一の上昇率になるとの見通しを示した。
現地法人のアリフ・ラハルジョ調査部長によると、この2〜3年間は年率30〜40%の上昇率だったが、今年から来年にかけて伸びはやや鈍化。14年は15%、15年は10%と予測している。来年のジャカルタのオフィス需要は前年比25%増となる見込みだが、新規のオフィスビルの供給が増加するためという。
ジャカルタ中心部の賃料の上昇率が高いため、中心部から外れた地域への移転も進んでいるという。
世界全体では、14年は賃料の伸びが鈍化。アジア・太平洋地域の上昇率は1〜2%にとどまると予測している。15年には世界経済の回復に合わせ、再び上昇率が高まるとみている。