「元気分け与えたい」 片足の登山家サバルさん 来月、モナス登はんへ
片足の登山家、レプタシ・サバル・ゴルキさん(45)が来月8日に中央ジャカルタの独立記念塔(モナス)を登る。つり下げられたひもを伝い、高さ132メートルの外壁をよじ上る計画だ。
地元メディアによると15日、サバルさんと会ったジャカルタ特別州のジョコウィ知事はモナス登はんを快諾。「障害者だけでなく、すべての人にとって励みになる活動」と評価した。モナスを選んだ理由について、サバルさんは「国民に元気を分け与えたい」と話している。
約40分の話し合いで、登山が趣味だというジョコウィ知事が「もう少し若ければ、一緒に登りたい」と話すと、サバルさんは「2本のひもで、ともに登りましょう」と返したという。
サバルさんは高校生のとき電車事故で右足を失ったが、2009年にソロのソロ・パラゴン・アパート(高さ96メートル)を登はん。11年にロシアのエルブルス山(標高5642メートル)、キリマンジャロ(同5895メートル)も登った。ロッククライミングの国際大会にも出場するなど精力的に活動している。