国内各地で独立祝う
インドネシアの独立68周年を祝い、17、18の両日、各地で催しが開かれた。2010年から3年間、独立記念日はラマダン(断食月)中となったため、カンプン(村落)での記念行事は控えめだったが、今年は久々に、棒登りやクルプック(揚げせんべい)食い競争などで楽しみ、盛大に祝った。
ジャカルタでは、17日の政府の独立記念式典に続いて18日、中央ジャカルタの独立記念塔(モナス)広場でジャカルタ特別州がモナス・カルナファルと列島文化パレード(パワイ・ブダヤ・ヌサンタラ)を開催。棒登り競争(パンジャット・ピナン)など、伝統遊戯をテーマにした17の大会や国内33州の伝統文化の公演を目当てに、多くの人が詰めかけた。
中部ジャワ州ソロでは、縦90メートル、横130メートルの巨大な国旗を近隣のトゥルカン村の住民約500人がブンガワン川の水面上に掲揚。国歌を合唱しながらインドネシア国民が互いの立場を超えて協力し合うよう祈った。
15日に和平8周年を迎えたばかりのアチェ州では、政府・警察が配布した少なくとも300万本の国旗が州内で掲揚された。州都バンダアチェのブラン・パダン広場での独立記念式典に先駆け、州内3カ所で国軍と陸軍戦略予備軍(コストラッド)が落下傘降下を披露し、市民を湧かせた。
バリ州ではバドゥン県にあるクロボカン刑務所で棒登り競争を開催。所内の敷地で、入浴用具詰め合わせや食べ物などの賞品を目指す受刑者たちが奮闘、入賞した外国人受刑者もいたという。