エコ大使を任命 女優のアティカさん パナソニック
パナソニック・ゴーベル・インドネシア(PGI)社は二十一日、パナソニックが力を入れて取り組んでいる省エネ製品などの環境対策を消費者らにアピールする「エコ・ブランド大使」としてインドネシアの人気女優のアティカ・ハシホランさんを任命し、南ジャカルタ・メガクニンガンのJWマリオットホテルで、地元メディア向けに発表した。エコ大使の任命はインド、ブラジルに続き三カ国目。
アティカさんは容姿の美しさだけでなく聡明な女優として知られ、社会派映画などで活躍。環境保護活動などにも関心が高いこともあって大使に選ばれた。今月からすでにテレビCMで同社の環境への取り組みなどを訴えている。今後は、同社のイベントなどにも出席したり、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の「フェイスブック」や「ツイッター」でも、自身の環境に対する活動や、同社のインドネシアの工場で実践する省エネ対策などの取り組みを発信していく。
PGI社の菅沼一郎社長は環境への取り組みを宣伝する大使を選出したことについて「これまでもメディアに環境への取り組みを訴えてきたが、あまり反応が良くなかった。有名な女優と協力することで、より効果的にメディアに訴えていきたい」と説明。環境への取り組みをインドネシアで宣伝することについて「まだ反響は多くないが、将来的には環境の意識も高まっていくとみて、早いうちから力を入れていきたい」と話した。
パナソニックは創業百周年にあたる二〇一八年に「エレクトロニクス・ナンバーワンの環境革新企業」になることを目指し、省エネ製品や工場での低炭素排出の製品作りに取り組んでいるほか、ユネスコ世界遺産センターと環境教育の促進で戦略的パートナーシップを締結し、世界遺産の保護などを世界規模で呼び掛けている。