為替経済Weekly
-
為替、落ち着いた展開 中銀介入でルピア堅調
先週の本稿で紹介したように、2019年の為替市場は早朝のアジア時間でのドル円急落、という波乱含みの出足だったが、やはり実体の伴わない値動きだったためか、その後.....
-
ぬるま湯相場の可能性 正月急落にルピア影響なく
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。 日本人としては大みそかから三が日にかけてはゆっくりと年末年始の情緒を味わいたいもの.....
-
不吉な予兆と捉えるか 米長短金利の逆転
ことしは10月以降、米国を中心に順調だった先進国の株式が乱高下する場面が目立つようになった。先週もそのような週だった。先々週の米連邦準備制度理事会(FRB)議.....
-
証券投資が回復 課題残る金融市場整備
ことしはルピア悲観論が支配的だったが、11月に入り雰囲気は変わり、月を通して、なんだかんだ言いながら1万4300近辺まで、約6%値を戻した。先週、米連邦準備制.....
-
6回目は余分? 利上げなくても底堅いルピア
先々週のことになるがインドネシア中央銀行は大方の予想を裏切り、ことし6回目の利上げに踏み切った。これでことしの利上げ幅は1・75%に及ぶことになった。ルピア為.....
-
ルピア久々急上昇 証券投資の資金が流入
11月に入り、ルピアは比較的大きく値を戻した。10月末は1万5200台だったものが一時1万4500を割れる水準まで、5%近くルピアが上昇した。1週間程度でこれ.....
-
預金競争の懸念 長引きかねない高金利
先週の本稿でも少しふれたが、足元ではルピア為替をめぐる緊迫感は随分緩んできた印象がある。先週は久々に外国からの国債や株式への資金流入が目立った。それにつれて月.....
-
表面的なルピア安対策 副作用に不安
先週のインドネシアでは定例の金融政策会合があり、政策金利は据え置かれた。今月は米国の政策金利変更も予定されていないこともあり、大方の予想通りの据置であり、市場.....
-
ルピア安を冷静に評価 心強い落ち着いた対応
先週のルピア相場は方向感が薄く、1万5200を挟んだ上下を繰り返した。相場材料も目立つものは少なかったが、二つ、やや注目したいものがあった。 一つは月曜に.....
-
ルピア下落はジリジリと 米株急落に影響受けず
先週は米国の株式市場が突如急落、株式市場を中心に世界に衝撃が走った。原因は、「急激な長期金利の上昇」だとか「貿易戦争への不安感の高まり」などと解説されているが.....
-
-
ルピア安を許容か 背景にインフレ落ち着き
先週、ルピアはあっけなく心理的な節目だった1万5千を突破し、1万5200近くまで下落した。第3四半期末だった先月は国内の実需に関わるルピア売りが優勢だったが、.....
-
流れを変えた商業相発言 中銀はルピア転義務化否定
先週のルピア相場は幾分落ち着きを取り戻した。9月はもともと外貨買いルピア売りの需要が強く、引き続きしぶといルピア売りの需要は見られるが、実需のルピア買いもいく.....
-
利上げやむなし 為替防衛向け中銀
8月終盤から9月頭にかけて、ルピアは一種騒然としたムードの中に放り込まれてしまった。きっかけは今では「トルコショック」と呼ばれるようになったトルコリラの急落だ.....
-
外貨供給呼び込みが課題 思い切った為替介入を
ドルルピアの為替が1万4700を越えてきた。この1万4700台という水準は2015年の9月にルピアが急落した際につけた安値であり、防衛したい道標として意識され.....
-
過剰反応をするな トルコリラが急落
トルコリラが急落している。先週だけで下落幅は20%以上に達した。先週の下落の直接の原因は米国による制裁関税の強化だが、それまでも独裁的なエルドアン大統領による.....
-
【西仲崇行の為替経済weekly】注目される金融政策決定 米国の前に利上げか
先週は7月のインフレ指標、消費者物価指数が発表された。結果は3・18%と依然低位安定といえるインフレ率だった。インフレ率はよくコントロールされており、インドネ.....
-
【西仲崇行の為替経済weekly】アジア大会は景気浮揚の目玉 経常赤字体質改善へ
6月、7月は為替相場もほどほどに動いたが、サッカーのワールドカップ、テニスのウィンブルドン、ゴルフ全英オープンなど注目のスポーツイベントも目白押しだった。筆者.....
-
【西仲崇行の為替経済weekly】 中銀証券発行を再開 外国投資家呼び込みへ
先週はルピア相場の先行きを見るうえで二つ注目しておきたいことがあった。一つは定例の金融政策決定会合、もう一つはトランプ米大統領が再び金融・為替政策に口を出し始.....
-
【西仲崇行の為替経済weekly】 ルピア相場は小康状態へ 鈍い市場の反応
7月に入り、神経質ながらもルピア相場はいくらか落ち着きを取り戻したようだ。銀行間のスポット相場は2週間通して概ね1万4300台での取引に終始した。先週は米国が.....
-
【西仲崇行の為替経済weekly】意表を突く0.50%利上げ 市場の受け止め方を意識
先週のルピア相場は1万4400台まで続落する展開となった。背景は米中貿易摩擦の激化を嫌気して値を下げている人民元相場に引っ張られて全般的にアジア通貨が弱いこと.....
-
-
【西仲崇行の為替経済weekly】 政府と中銀の思惑にズレ 市場に潜在的リスク
やはり、というべきか、レバラン(断食月明け大祭)休暇明けのルピア相場は1万3900台だったものが1万4100台まで下落して始まった。ただ、これは休暇中にある程.....
-
【西仲崇行の為替経済weekly】まずまずの滑り出し 新中銀総裁、相応の成果
先月下旬にインドネシア中銀は総裁が交代し、ペリー・ワルジヨ総裁体制が発足した。市場が新興国通貨売りに揺れる中での荒天下での船出となったが、最初の1週間で1ドル.....
-
【西仲崇行の為替経済weekly】利上げにプラス効果 短期的には続くストレス
先週、予想通りインドネシア中銀は0・25%の利上げを実施した。予想通りと言うよりも、事前に「ルピア安に対抗するために利上げも辞さない」という主旨のことを何度も.....
-
【西仲崇行の為替経済weekly】ルピア安は想定範囲 過度の動揺は禁物
なかなかルピア為替資金市場の動揺が収まらない。先週はあっさりと1万4千を抜けてルピア安が進行し長短金利も上昇した。メディアでは為替のルピア安が報道されることが.....
-
【西仲崇行の為替経済weekly】 短期・長期とも金利急騰 不安払拭へ断固たる姿勢を
全面的なドル上昇の流れの中でルピアも対ドルで弱含みを続けており、先週は1万4千をうかがう水準に達した。ドル上昇の傾向がより鮮明になったのは米国の10年物国債の.....
-
【西仲崇行の為替経済weekly】ルピア安ではあるが… 中銀の同時介入有効に
銀行間のドルルピア相場がしっかりと1万3800台に乗ってきた。この水準はここ2年ほどの極めて狭い取引レンジの上限近辺であり、チャート的に見ると、クリアにこの水.....
-
【西仲崇行の為替経済weekly】シリア空爆の市場への影響 気になる原油価格の行く末
大手格付け会社のムーディーズは先週金曜日、インドネシア国債の格付けをBaa2格に引き上げると発表した。Baa2とはS&PやフィッチでいうBBBに相当する。これ.....
-
【西仲崇行の為替経済weekly】近く新指標金利、中銀が発表 市場信頼度向上目指し
インドネシア中銀は先月、数カ月以内に「INDONIA」という金利を日々提示し、将来的にそれを現在のJIBORに変わるような指標金利にしたい、と発表した。IND.....
-
【西仲崇行の為替経済weekly】 米影響で利下げできず 中銀に試練の時
急速に貿易戦争が現実味を帯びてきた。先々週の鉄鋼・アルミへの輸入関税引き上げに続き、先週は米国トランプ政権が中国の知的財産侵害を理由に5兆円を超える品目に輸入.....
-
【西仲崇行の為替経済weekly】大統領、銀行幹部に力説 成長実感を演出したい政権
ここに来て再びトランプ大統領の一種唐突な動向で株式中心に金融市場が揺れることが顕著になってきた。株価を押し下げる動きとしては安全保障上の脅威を理由に鉄鋼・アル.....